【わかりやすく解説】証券取引所とは?上場基準や証券取引所の役割や区分まとめ

皆さんは、証券取引所という機関をご存知ですか?

東京証券取引所などは、ニュースでよく登場していますが、実のところ何をしている場所なのか把握をしている人は意外と少ないのではないでしょうか。

証券取引所で株式が売買されるようになることを「上場」と呼び、その株式を発行している企業を「上場会社」と呼びます。株式を上場させると、会社は資金調達によりお金をたくさん集めることができ、信頼性が向上することにより事業を成長させることができます。

IPOについては、以下を参照ください。

IPO(新規公開株)とは ?会社をIPOさせる起業家と投資家のメリットまとめ

しかし、上場には、一定の基準をクリアさせなくてはならず、それを満たした会社だけが、証券取引所を通じて、いろんな人に株式を買ってもらえるようになります。

今回は、証券取引所とは?上場基準や証券取引所の役割や区分についてわかりやすく解説します。

証券取引所とは?

上場というのは、選ばれた企業にしか許されていません。上場とは会社が発行する株式を証券取引所で売買できるように、証券取引所が資格を与えることをいいます。審査基準によって、市場が分かれています。

証券取引所では、上場を希望する会社に対して、上場の審査を行います。企業の成長性や、安定した経営を行うことができるか、また、株主にとって重要な情報を会社が正確かつ速やかに公表することができるかなどを調べます。 たくさんの条件をクリアして、会社は株式を上場し、証券取引所で売買を行うことができるようになります。

そのため、証券取引所で公正に売買されるためには、上場基準をクリアし、会社を上場する必要があります。

主に上場基準としては、以下が挙げられます。

株主数

上場株式数

事業継続年数

時価総額

純資産の額

利益の額

この上場基準は証券取引所ごとに決まっており、証券取引所内の区分(東証1部・東証2部・JASDAQなど)それぞれで基準があります。例えば、東京と名古屋の証券取引所では、上場が「一部」と「二部」に分けられ、一部上場のほうが審査が厳しい市場です。上場したい会社は、まず二部上場をめざし、その後に一部上場をめざすのが一般的です。

全国の株式会社約190万社に対して、上場株式会社数は約3,500社なので随分と狭き門といえます。

株の売買に際して証券取引所の役割は、売買のマッチングをしているだけで、投資家それぞれの売買の注文を受けていません。また、東京証券取引所で行われる売買は大半がコンピューターによって行われています。売買の注文を受けているのが証券会社です。証券会社は約250社ほどあります。

証券取引所では前場(ぜんば)と後場(ごば)と取引時間が決まっています。

【東京証券取引所】 前場 9:00〜11:30  後場 12:30〜15:00
【名古屋証券取引所】前場 9:00〜11:30  後場 12:30〜15:30
【札幌証券取引所】 前場 9:00〜11:30  後場 12:30〜15:30
【福岡証券取引所】 前場 9:00〜11:30  後場 12:30〜15:30

証券取引所の区分とは?

証券取引所には日本国内に4カ所(東京・名古屋・福岡・札幌)にあり、さらにそこから区分が分かれています。

【東京証券取引所】5区分

東証1部
東証2部
マザーズ
JASDAQスタンダード
JASDAQグロース
TOKYO Pro market

【名古屋証券取引所】3区分

名証1部
名証2部
セントレックス

【札幌証券取引所】2区分

札証
アンビシャス

【福岡証券取引所】2区分

福証
Q-board

まとめ

いかがでしたでしょうか?

証券取引所は上場会社と投資家を繋ぐ重要な役割を持っています。

また最近では、東京証券取引所が東証1部・2部といった市場区分の再編を検討していることもニュースとなり話題になっています。「東証1部」に安住していた企業でも降格や退場になることが想定されるため、企業も投資家も警戒を強めています。今後の動きにも注目です。