コーポレート・ガバナンスとは?コーポレート・ガバナンスの意味や強化方法まとめ

コーポレート・ガバナンスとは、企業経営において、経営上の意思決定が企業の価値創造にとって有効な判断となるように管理・統制する仕組みのことを指します。別の呼ばれ方として、企業統治と訳される場合もあります。

近年、中小企業においてもコーポレートガバナンスを求められる機会が増えています。しかし、具体的に何をすれば良いのか分からないというかたも多いのではないでしょうか。

コーポレートガバナンスが注目される背景は、最近では、企業の資金調達と機関投資家の活動が広がり、経営側に強く説明責任が求められるようになってきたこととなどもあります。

今回は、コーポレート・ガバナンスとは?コーポレート・ガバナンスの意味や強化方法について解説します。

コーポレート・ガバナンスとは?

コーポレートガバナンス(Corporate Governance)とは、「企業統治」と訳されます。

「会社は経営者のものではなく、資本を投下している株主のもの」という考え方のもと、企業経営を監視する仕組みのことです。会社側は企業価値の向上に努め、株主に対して最大限の利益の還元をすることを目的とすべきという考え方が根本にあります。

具体的な取り組みとしては、取締役と執行役の分離、社外取締役の設置、社内ルールの明確化などが挙げられます。会社側と株主との関係や、会社の経営監視がうまくいっている状態を「コーポレートガバナンスが保たれている」と表現します。

コーポレートガバナンスは、企業経営者による暴走を阻止するなどの効果があります。

コーポレートガバナンスとは、企業経営を統制・監視する機能を意味しますが、明確な定義は、正確に定められている訳ではありません。投資家や株主、従業員等のステークホルダー(利害関係者)の利益を守る上で、コーポレートガバナンスは企業組織にとって重要な取り組みです。一般的には監査役や社外取締役等の機関設置や情報開示の徹底を指します。

上場企業の経営は、出資してくれる株主によって成り立っています。つまり上場企業にとって株主は重要な存在である為、株主重視の経営を遂行する必要があります。株主重視の経営を遂行する手段として、コーポレートガバナンスの徹底が有効です。コーポレートガバナンスにより企業経営の公平性や透明性を確保する事で、既存株主の利益を重視出来ます。会社経営の長期的な企業価値向上や持続的成長を実現する上で、コーポレートガバナンスの遵守は不可欠です。

とりわけ、上場企業や上場を目指す企業は、コーポレートガバナンスの遵守を徹底する必要があります。上場に関心がない中小企業にとっても、健全な経営管理を実行する上で、コーポレートガバナンスは参考にしたい概念です。

コーポレートガバナンスの強化方法とは?

この項では、具体的なコーポレートガバナンスの強化方法について解説します。

コーポレートガバナンスの強化方法は、主に下記5つがあります。

社外役員・委員会の設置

社外役員や委員会の設置は、コーポレートガバナンスの最たる強化方法です。

企業内部に経営体制を監視する機関を設置する事で、コーポレートガバナンスの強化に繋がります。

外部から招聘した社外取締役や社外監査役、委員会の設置が効果的です。

内部統制システムの強化

コーポレートガバナンスの強化方法として、内部統制システムの強化も重要です。

内部統制システムの強化により、業務上の違法行為や背任行為が生じるリスクを軽減できます。

コーポレートガバナンスの強化に資する各組織の役割明確化の上でも、内部統制システムの強化は不可欠です。

業務の可視化

日本企業の大半は、地域や部門別に異なる業務プロセスを展開しています。

戦略的には間違っていないものの、結果的には会社全体のコーポレートガバナンスの弱体化を招いており、取り返しのつかない不祥事を生み出す恐れがあります。

会社全体で業務の可視化を図り、コーポレートガバナンスの強化に努めなくてはいけません。

執行役員制度の導入

執行役員制度とは、意思決定機関と業務執行機関を分離する制度であり、コーポレートガバナンスの強化方法としても重要です。

意思決定と業務を分離する事で、コーポレートガバナンスの強化に繋がります。

コーポレートガバナンスの周知

経営陣のみで取り組むだけでは、コーポレートガバナンス強化には不十分です。

社内全体にコーポレートガバナンスを周知し、会社全体でコーポレートガバナンス強化に努める必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

大幅な経営改善を果たす上でもコーポレートガバナンスの徹底は優先順位の高い施策の一つとも言えるでしょう。コーポレートガバナンスの意味をしっかり理解し、経営に活かしていきましょう。